アスイク 代表のブログ

こどもの貧困問題、NPOの経営、生き方在り方などについて。

大津事件から考える、一次予防と二次予防

大津市で園児14人がケガをし、2人が亡くなるという痛ましい事故があった。

 

レイモンド淡海保育園の運営法人は、当日中に記者会見を開催。

号泣する園長に対して、責めるような質問をしたマスコミへの批判が起きた。

 

この点については、京都新聞が事実確認、再発防止の喚起などを行なうためには

必要な質問であり、必ずしも不適切とはいえないとのコメントを発表。

情報の「切り取り」と「誤解」を批判されやすいメディア自身が、

限られた情報で曲解を防ぐことの難しさを考えさせられた事件であったかもしれない。

 

保育園をはじめ、子どもたちと関わる事業を行なっている私たちも、

今回の事故は他人事ではない。

 

大津の事故だけでなく、渋谷の児童養護施設で施設長が元入所者によって刺殺された事件、

長期休み明けに頻発する子どもたちの自殺など、児童福祉・教育の分野で起きた事件・

事故の報道は増加をたどっている印象を受ける。

 

安全管理を徹底することは当然のことながら、万が一事件・事故が起きてしまった場合に、

初動をどうするべきか。

 

前述の通り、大津事故での記者会見は早かった。

これについては、メディアスクラム(メディアによる職員、保護者などの関係者に

対する過熱取材)を予防するための手であったという見方がある。

 

確かに、もし早急に記者会見を開かなければ、その場で起こったような光景が、

イチ職員、イチ保護者とメディアの間で繰り広げられていた可能性は十分あるだろう。

 

それによって、精神的に過剰な負荷を感じる職員や保護者が生まれ、

情報の錯そうと混乱、さらなる過剰取材というサイクルが起きたかもしれない。

 

情報、窓口を一元集約して、スピーディに対応した同法人の対応は賢明ではなかったか。

そして、迅速な対応を可能としたのは、言うまでもなく「日頃の万が一への備え」だろう。

 

サービスの利用者とスタッフを守るためには、事件・事故の一次被害を防ぐと同時に、

二次被害を予防するという視点も持たなければならない。