アスイク 代表のブログ

こどもの貧困問題、NPOの経営、生き方在り方などについて。

「緊急食料支援×見守りプロジェクト」ご寄付のお願い

~10万円の寄付で、25世帯の命をささえることができます~

 

本日から、前回のブログで予告した緊急食料支援×見守りプロジェクトを開始します。

アスイクがつながっているご家庭へのアンケート調査から見えてきたこともまとめています。

みんなが大変な状況ですが、より困難な状況に置かれた家庭の現状をご理解いただき、ご支援を賜れば幸いです。

 

f:id:Yusuke_Ohashi:20200422171552p:plain

 

  • いま起きていること、これから起こりうること

 「普段から余裕のない暮らしをしているのに、それ以上に先の見通しが立たない状況に負担を感じています」

「自分がコロナになったら、家賃も払えず家も失う可能性もあります」

コロナ禍の影響は、以前から不安定な生活をしていた家庭により深刻なダメージを与えています。収入の急激な減少の中、学校の休校による食費や光熱費などの生活費の増加。貯蓄を切り崩しても生活が成り立たないと窮状を訴える家庭も少なくありません。

心配なのは、経済的な困窮が保護者の精神面に与える影響です。すでに体調が悪くなる方も増えていますが、さらに東日本大震災の被災地である宮城県では、震災の辛さを思い出して体調を崩す保護者も少なくありません。

私たちが定期的に参加している自治体との会議には、自殺対策担当が参加しはじめました。これから命の危険にさらされる親子が増えるないか、予断を許さない状況です。

 

  • プロジェクトの概要

コロナ禍によって生活に困っているひとり親家庭などに、継続的に食料をお届けします。それによって、いま目の前の経済的な負担を減らすことはもちろんですが、誰にも相談できず孤独を抱えている家庭にとって、ひとりではないという安心を感じていただきたい。ある保護者は、「亡くなった親からもらっていた仕送りを思い出して、涙が出た」とおっしゃっていました。

学校が休校になり、仕事もなくなっている家庭の多くは、孤立に陥っており、外から問題が見えにくくなっています。心配なご家庭には訪問して食料をお届けすることによって、安否確認や相談支援を実施。状況によっては、必要な支援機関や情報につながるようにサポートします。

思うようにつながれない今だからこそ、ひとりではないという安心と、必要なつながりを生み出していきます。

 

  • アスイクだからできること

私たちは、自治体と協働して生活保護やひとり親世帯などの学習・生活支援事業を宮城県内の3市21町村で実施しています。参加している家庭は700家庭以上。もとからの家庭とのつながりを生かし、早く広く、支援を展開できます。

また私たちは家庭全体をサポートする考えを大事にしており、法人内にソーシャルワーカーのチームを設置し、さまざまな関係機関と連携して家庭に伴走しています。これまでの専門性、ネットワークを生かして、食糧支援をキッカケとして継続的な支援につなげていくことが可能です。

 

  • 緊急保護者アンケートの結果

今回のプロジェクトは、アスイクが日頃関わりのある家庭に対して実施したアンケート調査をもとに企画しています。詳細は以下からご覧ください。

 

https://asuiku.org/wp-content/uploads/2020/04/23b01edc5125a9e6dfaf0c67c1e8e870.pdf 

 

 

  • 寄付金の目標と使途
目標金額:8,000,000円

※今回は配送量が多く、効率的でスピーディに家庭にお届けするために、食品ではなく資金のみの募集とさせていただきます。

 

  • 寄付金の使途

費目

金額(円)

内訳

食材費

4,560,000

【配送】4,000円×150世帯×6ヶ月

【訪問】2,000円×20世帯×4週×6ヶ月

郵送費

1,200,000

【配送】1,333円×150世帯×6ヶ月

旅費

480,000

【訪問】ガソリン代:1,000円×20世帯×4週×6ヶ月

消耗品費

120,000

梱包資材:133円×150世帯×6ヶ月

人件費

300,000

食品梱包アルバイト:1,000円×5時間×10人×6回

雑費

6,666

 

管理費

1,333,334

事業費の20%

合計

8,000,000

 

 

  • 寄付の方法

下記の口座にお振込みをお願いします。

お名前、ご連絡先(メールアドレスもしくはご住所)を、admin@asuiku.orgまでお知らせください。

 

<ゆうちょ銀行からお振込みの場合>

記号・番号  02210-8-142057

 

<ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合>

銀行        ゆうちょ銀行

支店        二二九 店(ニニキユウ店)

口座番号    当座 0142057

名義 特定非営利活動法人アスイク 代表理事 大橋雄介

「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急食糧支援プロジェクト(第1弾)」 ご協力のお礼とご報告

3月から開始した緊急食糧支援プロジェクトのご報告です。

下記の通り、たくさんの方から資金、食品のご寄付をいただいたおかげで、延230のご家庭に食品をお届けすることができました。

 

  • 今回のプロジェクトに対する寄付

期間:2020年3月6日~2020年3月17日

資金寄付:1,763,000円(57件)

食品寄付:24件

 

  • 寄付の活用状況

提供期間:2020年3月6日~2020年4月3日

提供数:延230件

寄付金の使途:1,671,598円(食材費1,406,534円、配送費等265,064円)

※収支差額は今後の食糧支援に繰越しさせていただきます。

 

スタッフが寄付してくださった方々へのメッセージカードを作ってくれました。保護者のコメントもいくつかピックアップしていますので、ぜひご覧ください。

f:id:Yusuke_Ohashi:20200421192307j:plain

 

また、今回の食品提供を通して、アスイクが関わっているご家庭が置かれた状況も見えてきました。以下に、一部をご紹介します。

 

  • 食料提供したご家庭の状況

 

  • 実母は就労しているが休校措置となり、昼食代等が加算され月の生活費をオーバーしている状況。そのためお米が欲しいと実母より相談あり。
  • 生活保護。元々困窮度は高めであったが本人と実弟が在宅になり食費が増加した。
  • コロナウィルスの影響で職場は閉鎖され、本人の学費の支払い等で生活費もない。自身も体調が悪く米も二合しか家にない。
  • 飲食店にて就労していたが、感染症の影響を受け利用客が減り勤務が減少。子ども(兄妹)がいるが休校となり食費が増加。具体的にお米が欲しい。
  • 休校により食費が増加、生活費が賄えないと相談あり。
  • 兄弟が3人おり、休校による食費の増加が生活費に響いている。当面の経済的な見通し立たず不安を感じていた。
  • 実母の就労が不安定。実妹が在宅になり食費がかさんでいる。
  • 実母の体調が悪く本人たちが食べられるものが欲しい。
  • 飲食店勤務のため勤務日数を減らされており、家計が苦しい。食費や光熱費などがかさみ困っていた。食材が欲しい。
  • 実母は障害者施設で就労。就労時間に変化はないが、本人がいるため食費、光熱費がかさむ。
  • 困窮度高め。在宅により食費がかさむ。
  • 在宅により、食費がかさむ
  • 実母体調不良。自分たちで食べられるものが欲しい。
  • 実母の術後に膝の調子が悪く、買い物に行けていない。休校もあり、食材が足りない。
  • 日中就労しており、昼食を作りに一時帰宅しているが、仕事に影響が出てきている。自分で調理して作れるような食材があると助かると思った。
  • 本人と実弟が自宅におり、おにぎりなどを作っているが追いつかない。
  • 休校に入り食事が増し、現状既にひっ迫している。できれば早めに欲しい。
  • 休校になり、生活費の負担が多くなっている。どの食材でも良いので可能ならば欲しい。
  • 休校になり、生活費の負担が多くなっている。2月に実母がけがをしており収入が少ない。そのためますます困窮している。
  • 今回の休校により就労に影響はないが、経済的な負担があるため必要。
  • 休校により本人と小5の弟が簡単に食べられるものが欲しい。就労していてなるべく簡単に作れるように準備はしていくが、心配。
  • 休校により家にいる時間が増えた(兄妹)。食費も増えたが、家にいることで光熱費が増えている。仕事はとりあえず影響は少ないが、子ども達の昼食がカップラーメンが多くなっている。
  • 昼食を用意する必要があり、家事負担が増加。経済的な負担もあるため、可能なら簡単に調理して食べられるものが欲しい。
  • 給食が無くなって子ども2人の食事が必要になり負担となっている。長女が自立し、生活保護費が家賃引いて13万となったが、本児の私立高校入学に伴い出費があり生活費が賄えない状況。又、実母は現在手指骨折中で、家事がままならない状況。
  • 今回の休校により就労に影響はないが、経済的な負担があるため必要。
  • 今の所子供達にストレスはさほどなさそうだが、長期化しそうなため不安がある。仕事も思うようにできず悩ましい。食料支援についてのメールに感謝している。
  • 今回の休校により就労に影響はないが、経済的な負担があるため必要。
  • 仕事を休めず、昼食を用意するのが困難。簡単に食べられる食材があると助かる
  • 子どもが4人おり、休校中の食費負担増加。仕事があり、昼食を用意するのが難しく、簡単に子ども達が食べられるものが希望。
  • 休校による食費の負担の増加。
  • 子ども達が簡単に調理できるもの希望。
  • 休校により昼食代の負担が増えた。お弁当は高いので買えない。
  • 経済的な負担(食事代や光熱費)が増えた。仕事はしているが、母自身仕事前に昼食の準備をしているが、身体的な負担も増えている。
  • 今回の休校により就労に影響はないが、経済的な負担があるため必要。
  • 食費が増えた。又、仕事の勤務・収入が激減してしまった。
  • 休校により昼食代の負担が増えた。お弁当は高いので買えない。
  • 収入に影響はないが、育ち盛りの本人たちがおり圧迫している。
  • 本人が食べれるもの
  • ラインも見ていたが毎日の食事に困っている。勇気を出して問い合わせた
  • タイムライン見たと。食料、とても助かりますと。
  • 休校に加え、母が化学治療により外に出ることが出来ないためとても困っている
  • 休校に伴いお昼ご飯を毎回作るため、子どもたちの食費がかさんでいる。
  • 休校により子どもたちの食費が増えて困っている
  • 本部電話に入電。食料支援について希望。
  • コメの減りが普段の倍以上。子どもたちの食費がかさんでいる
  • 小学生の子どもでも調理しやすいものを希望
  • レトルト食品や簡単な調理で作れるもの希望
  • 子どもが一人で作れるもの
  • 子どもが4人いるため、特にお米が足りない。
  • 簡単に調理できるもの。
  • 本児は不登校で直接的な影響はないが、妹もおりやはり少なからず家計への影響はある。
  • 兄弟4人。毎日の準備で大変なのでありがたい
  • 休校の影響で子どもの昼食が気がかり。家計にもとても助かる。
  • 7人家族で給食も無いため,家計がひっ迫。学サポ卒業になるので対象外かと思って連絡していなかった。
  • 生活保護。元々困窮度は高め。日中の食事の準備や食材が無い。カップラーメンなど簡単に食べられるものだと助かる。
  • 昼食の持ち出しも多く、経済的に苦しい。食料は大変助かる。ぜひお願いしたい。
  • 三家族でそれぞれの子どもたちの面倒を見ているため、食費がかさむ。小学生も多く大変
  • 4人家族。レトルト食品もらえるとありがたい。
  • 前回同様だが、下の弟に発達障害がありお湯を沸かして入れてという作業が難しく心配。冷食が多いと助かる。
  • 2人家族。家ではガスコンロは使用させないようにしている為、レトルトや冷食があるとありがたい。
  • 母親求職中で、経済的困窮高い。
  • 母が難病、同様の病のひとり親家庭の知人と分け合いたい。
  • 7人家族で食費がひっ迫している。
  • 前回も申し込み。実母が足が悪く前回とても助かった。
  • 困窮度合高い。父子家庭で父無職、福祉サービスにもつながれていない。

 

残念ながら、このプロジェクトを開始した当初から状況は悪化の一途をたどっています。

経済的なひっ迫感が、保護者の健康や子どもとの関係に影響を及ぼし始めています。

詳細は後日アップしますが、第2弾として食糧支援とご家庭の見守りを合わせたサポートを開始しますので、引き続きお力添えいただければ幸いです。

 

先行して第2弾用のご寄付も受付させていただきますので、お知り合いへのシェアなどよろしくお願いいたします。

※第2弾は配送量が多く、効率的でスピーディに家庭にお届けするために、食品ではなく資金のみの募集とさせていただきます。

 

【食料購入費用のご寄付先】

ゆうちょ銀行からお振込みの場合

記号・番号 02210-8-142057

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合

銀行 ゆうちょ銀行
支店 二二九 店(ニニキユウ店)
口座番号 当座 0142057

【お願い】

落ち着いたころにお礼をお伝えしますので、お名前、ご住所、電話番号を明記いただければ幸いです。

その他、ご不明な点は、admin@asuiku.orgまでお願いいたします。

【経過報告】コロナウイルス感染拡大に関連した緊急食料支援

先日の投稿に対して、たくさんの方からシェア、寄付の応援をいただき、ありがとうございました。

 

取り急ぎ、現状をご報告させていただきます。

 

・寄付金:1,512,000円 43名

・食材寄付:10件

 

f:id:Yusuke_Ohashi:20200313154213j:image

僕のデスクの前にも食材が積み上がっていて、前が見えません。

f:id:Yusuke_Ohashi:20200313154406j:image

今こそ何か役に立ちたいという熱いボランティアの皆さんが、ご家庭に届けるための梱包を手伝いに来てくれています。(この写真の裏にも何人もいらっしゃいます)

f:id:Yusuke_Ohashi:20200313154602j:image

まずは一週間分を目安に梱包して、お送りしてます。

f:id:Yusuke_Ohashi:20200313160104j:plain



 そして、もう一つご報告があります。

 

私たちが日頃関わりのあるひとり親などのご家庭に順次ニーズを聞いていますが、今日時点で60家庭近くからの要望をいただいています。

当初は30家庭の想定でしたが、その倍。

さらに今の段階でまだお声がけできていない家庭が、半分くらい残っています。

もしかすると、100件は超えるかもしれません。

 

正直、予想よりも多くの方にご寄付をいただいたので、ほとんど使えなかったらどうしよう・・・と思っていたのですが、それを上回るニーズがあり、このままいくと足りなくなる可能性も出てきました。

 

そこで、ご寄付の呼びかけを継続させていただきます。

シェアなどのご協力、何卒よろしくお願いいたします。

 

【必要なもの】

日持ちのする食材(お米、カップラーメン、レトルト食品、缶詰など)

※腐りやすい食材や賞味期限の短いもの、切れたものはご遠慮ください。

※現金の寄付でいただけると、冷凍食品やお弁当などを購入してお届けでき、ご家庭の負担が減るので尚ありがたいです。日中に子どもだけで生活している家庭がいるため、簡単に調理できる食品へのニーズが高くなっています。

 

※1家庭に1週間分の食料をお送りするのに、概算で食料代4,000円、配送料2,000円(冷凍食品含む)、資材200円で、合計6,200円がかかります。6,200円×100家庭×4回=2,480,000円

 

【食料の送付先】

NPO法人アスイク

〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-5-2 大野第二ビル2階

※平日9時~18時に到着するようお願いいたします。

 

【食料購入費用のご寄付先】

ゆうちょ銀行からお振込みの場合

記号・番号 02210-8-142057

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合

銀行 ゆうちょ銀行
支店 二二九 店(ニニキユウ店)
口座番号 当座 0142057

【お願い】

落ち着いたころにお礼をお伝えしますので、お名前、ご住所、電話番号を明記いただければ幸いです。

その他、ご不明な点は、admin@asuiku.orgまでお願いいたします。

 

 

コロナウイルス感染の影響でご飯が不足している子どもたちのために、食料のご寄付をお願いします。

昨日のブログの続報です。

アスイクの利用家庭から、食事に関する困り事が次々に寄せられています。

 

置かれた状況はそれぞれですが、コロナウイルス感染対策で自宅待機になって収入が減少した一方で、休校となったために給食がなくなり、1食分の食費が上乗せになったため、家計がなりたたなくなっている家庭が増えています。

中には、昼食をたべずに、朝晩だけでしのいでいる家庭もいるようです。

 

アスイクでは、このような状態に置かれた子ども、保護者への緊急支援として、ご家庭への食糧のご提供を行なっていきます。

 

とはいえ、私たちの事務所には食料の備蓄はわずかしかありません。

皆さまからのご寄付をお願いさせていただきます。

 

【必要なもの】

日持ちのする食材(お米、カップラーメン、レトルト食品、缶詰など)

※腐りやすい食材や賞味期限の短いもの、切れたものはご遠慮ください。

※現金の寄付でいただけると、お弁当などを購入してお届けでき、ご家庭の負担が減るので尚ありがたいです。

※必要な分量の目安として、30食×30日=900食分を募集します。(今後ニーズが増えれば、募集量を上積みします)

 

【食料の送付先】

NPO法人アスイク

〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-5-2 大野第二ビル2階

※平日9時~18時に到着するようお願いいたします。

 

【食料購入費用のご寄付先】

ゆうちょ銀行からお振込みの場合

記号・番号 02210-8-142057

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合

銀行 ゆうちょ銀行
支店 二二九 店(ニニキユウ店)
口座番号 当座 0142057

【お願い】

落ち着いたころにお礼をお伝えしますので、お名前、ご住所、電話番号を明記いただければ幸いです。

その他、ご不明な点は、admin@asuiku.orgまでお願いいたします。

コロナウイルスによって懸念される保護者や子どもたちの今後

2月27日の休校要請以降、アスイクに届いている保護者たちの声をお伝えします。

 

  • 自宅待機になってずっと家にいることで、いつもより電気代がかかって生活費が足りない。

 

  • 子どもの卒業式にも参加できず、親として辛くて悲しい。

 

  • 今の雰囲気が震災の時とすごく似ていて苦しい。震災の時よりも、今の方が精神的にずっと苦しい。

 

今後、自宅待機などになった方への休業補償は支給されるかもしれませんが、家で過ごす時間がながくなったことによって増加した電気代などは今のところ対象とはなっていません。ほんのわずかに生活費があがることで生活が苦しくなってしまう家庭がたくさんあります。

また、保護者は精神面にも大きな負担を強いられています。子どものために何もしてあげられていないんじゃないか、という気持ち。震災とオーバーラップして、その時の苦しみがよみがえってくる辛さ。

ここで紹介したのは、ほんの一部の声です。これから時間が経つにつれ、いまの休校・自粛が長期化するにつれ、ひとり親家庭の保護者などが経済的・精神的に追い込まれ、不安定になっていくことが予想されます。

そうなれば当然、一緒に暮らしている子どもたちとの関係や、子どもたちの状態も不安定になっていくでしょう。まさに、東日本大震災のときと同じような状況が、これから再現されていく可能性を感じます。

有事にこそ、組織の価値が現れる。

子どもに関わる組織の多くが、新型コロナウイルスへの対応に追われていることと思います。

アスイクでもリーダーの緊急会議を開き、今後の対応について協議しました。

対応方針は以下のとおり、ウェブサイトにもアップしましたが、リーダーたちの意見は満場一致で「この事態だからこそ、子どもの居場所、保護者の相談場所として活動をつづけたい」ということでした。

アスイクが活動を休止したら困る、ありえない、そんな子どもたち、保護者たちの声が、現場のスタッフには数多く寄せられています。

ことは急を要するため、あさイチ自治体の関係者とは継続の方向でネゴっていましたが、僕の考えを伝える前からリーダーたちの気持ちは同じ方向を向いていたことに、人知れず胸が熱くなりました。

僕は、こういった有事にこそ、組織の価値観や本質が現れると思っています。

 

その夜、事務所で懸命に対応にあたるスタッフたちから、こんな写真とメッセージが。

f:id:Yusuke_Ohashi:20200228215817j:plain

「ごちそーさまです。4560円です」

f:id:Yusuke_Ohashi:20200228215843j:plain

まるで、パーティじゃないか。。。(笑)

 

遅い時間まで対応している皆さん、おつかれさまです。

 

(以下、当法人の対応方針)

 

新型コロナウイルスに関する当法人の対応方針について

 

余寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。

今般、新型コロナウイルス患者が国内で確認されたことを踏まえ、令和2年2月27日に新型コロナウイルス感染症対策本部が全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明しました。翌2月28日には、仙台市教育委員会が市立小中高校全189校を、宮城県知事が県立高校、中学校を臨時休校することを発表しています。

このような状況に際し、当法人が運営する事業につきましては、以下の理由等から一律的に事業休止とせず、できる限り通常通り開催することとします。

 

  • ・当法人が行っている事業の参加者には、身体的・精神的なリスクを抱えている子どもも一定数在籍しており、その安全確認のために継続的な見守りが必要であること。

 

  • ・現在は中学生の受験シーズンであるが、参加者には家庭環境等の状況から、進学等が危ぶまれ、今後進路未決定等の状況になる可能性の高い子どもも一定数在籍しており、継続的、集中的な支援が必要である場合があること。

 

  • ・特に学校が休校となった場合には、見守りの目が少なくなるため、上記のような状況に置かれた子どもたちに対して、当法人による見守りがより一層重要となること。
  •  

・保護者も非正規雇用や健康問題等を背景に、今回のような緊急事態によって生活の基盤が不安定になりやすく、今後の生活に不安を抱えている場合も少なくないため、当法人がその声を受け止め、場合によっては専門的な支援につなぎ、また代弁して社会に発信していく役割を担うべきであること。

 

  • ・当事業の参加者には、生活環境が非常に不安定で社会的な孤立に陥りやすく、一定期間関係性が途切れることによって、ようやく構築された子どもや保護者との関係性が失われてしまう可能性のある家庭が少なくないこと。

 

なお、上記対応の前提として、以下の対応を取ることとします

 

  • ・利用者等が新型コロナウイルスに感染した場合、もしくは利用者等が感染者と濃厚接触があった場合は活動の一部休止等の判断を行なうこと。

 

  • ・活動中の感染を防ぐため、各活動ではすべての入室者に対して、極力マスク着用を依頼し、アルコール消毒、検温を行なうこと。また、利用者同士が物理的に距離を取れるよう、極力配慮すること。

 

  • ・緊急性が高くないイベント等については、開催の見送りを検討すること。

 

  • ・食事を提供するプログラムについては、調理を伴う活動は休止し、調理を行なわずに提供できる食料等を活用して実施すること。

 

  • ・当法人に協力していただいているボランティアスタッフについては、参加不参加について本人の意思を尊重すること。

 

  • ・利用者の保護者に対して当法人の対応方針の説明を行ない、同意の上で利用いただくこと。

 

当法人は、2011年3月の東日本大震災後に、避難所で生活する子どもたちの学習サポート活動を始めました。有事に際して、より困難やハンデを負いやすい子どもたちのためにできることに取り組んでいきたいという思いで生まれたのが当法人です。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大という有事に遭遇し、これからの生活に不安を抱える子ども、保護者たちが一人でも安心していただけるよう最善を尽くすことは、当法人の存在意義そのものです。

スタッフ一同力を合わせ、この事態に向き合ってまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

2020年、新たな挑戦。

本年もたくさんの方にお力添えいただきました。

改めてお礼申し上げます。

 

今年のプライベートなトピックは、人生初の胃カメラです。

異常はなく一安心でしたが、あんな苦痛は二度とご免こうむります。

アラフォーになると体のあちこちにメンテが必要になって、

人生のステージが変わったんだなぁとしみじみ感じます。

 

といいながら、毎年年末はやり残した仕事と、新年度の準備で仕事を納める間もなく、いつの間にか新年を迎えています。

まずは報告書関係からを片付けてしまおうと、法人のブログをチェックしたところ、あちらこちらでいじられていることに気づきました(笑)。

asuiku.org

asuikuhoikuen.hatenablog.com

代表がいじられているのは、たぶん平和の証です。

スタッフの皆さん、いじってくれてありがとうございます。

 

さて、ここからが本題です。 

4月から仙台市荒井児童館を運営します。

アスイクは、2020年4月に開館する荒井児童館の指定管理者となりました。

仙台市では、5年ぶりの新設館です。

f:id:Yusuke_Ohashi:20191213144239j:plain

今回荒井児童館の運営に手をあげた理由は、「子どもたちを、社会で育み、地域で見守る」という私たちのビジョンに向けて一歩前に進むため。

これまで中高生とかかわる事業が中心でしたが、さまざまな問題が深刻に、複雑になってしまった後にかかわることも少なくありません。

本来目指すべきは、幼少期から切れ目なく子どもと保護者と関わり、困りごとを抱えにくい社会をつくっていくことです。

そのために今年から保育事業もはじめていますが、小学校年代の子どもたちと関わる事業は手薄でした。

そんなときに新しい児童館が立ち上がると知り、これはチャレンジするしかないと思いました。

仙台市の児童館は、放課後児童クラブ(学童保育)も実施されていて、主に小学生の子どもたちと日々関わることができます。

さらに児童館は、一つの小学校区に根を張って0歳~18歳の子どもと保護者を継続的に支えることができますし、これまでのある程度広い範囲を対象とした事業とは違ったアプローチができる可能性があります。

 

実は荒井児童館の運営に手をあげた理由は、もう一つあります。

下の写真は、2011年の東日本大震災後に私たちが学習サポートを行なっていた荒井小学校用地仮設住宅。 

f:id:Yusuke_Ohashi:20110818190351j:plain

f:id:Yusuke_Ohashi:20191128231941j:plain

写真では見る影もありませんが、この仮設住宅がたっていた場所にできるのが、荒井小学校と荒井児童館です。 

f:id:Yusuke_Ohashi:20191129132730j:plain

f:id:Yusuke_Ohashi:20191127120836j:plain

アスイクの原点ともいえるこの場所に、新しい児童館が建つ。

まさに運命だと感じました。

しかも、来年はちょうど震災10年目の節目。

震災後の新しい地域づくりにチャレンジしたいと奮い立ちました。

 

アスイクが児童館の運営を通して、目指すこと。

<企業や市民講師と協働した、好きなことを見つけるキッカケづくり>

子どもたちがこれからの時代を幸せに生きるためのキーワードは、「自己肯定できる人生」だと思います。

大きな経済成長は見込めず、AIなどの技術によって仕事も働き方も変わっていく。さらに、人生100年時代に象徴されるように寿命は長くなり、年金だけで生活することも難しくなる中、体が動くうちは働きつづけなければならなくなる。

先が見えない、正解がない。そんな時代に幸せに生きるために必要なのは、結果ではなく、過程(その瞬間瞬間)を楽しめるようになること、自分の人生を収入・ステータスなど外的な評価に依存するのではなく、自分自身が心から肯定できることだと思います。

そういった人生を送るためには、何よりも自分が本当に好きなこと、活きることを、感覚的に知っている必要があります。スマホ一つでたいていの情報が得られる時代だからこそ、あえて体感することが大事です。

だからこそ、私たちが運営する児童館・児童クラブでは、子どもたちが自分を知るためのキッカケをたくさん作っていきます。

・メーカーの協力を得た、最新技術をつかったプログラミング教室
・地元企業と連携した、商品企画を体験できるワークショップ
・自然学校と連携した、自然と共生する意識をはぐくむキャンプ
・留学生と協働した、海外の文化を学ぶ交流パーティー
・子どもたちが地域の問題を探し、解決していく活動 etc.

地域の市民先生、県内外の企業がもっているリソース(資源)を貸していただきたいと考えています。

なお、今回の児童館運営にあたっては、市民先生や企業を巻き込む豊富なノウハウ・ネットワークをもっているNPO法人放課後NPOアフタースクールさんの協力も得ていく予定です。

npoafterschool.org

 

f:id:Yusuke_Ohashi:20191128232203j:plain

(放課後NPOアフタースクールと連携して実施した起業体験プログラムの様子)

 
<子どもたちと保護者を見守る地域づくり>

もう一つ私たちがチカラを入れていきたいのは、子どもたちと保護者を見守る地域づくりです。

現代の家族が抱えている悩みや問題は、ほとんどの場合外からは見えません。誰かが困っている子どもや保護者に気づき、時に専門的な機関につながることを後押しする。そういった地域のつながりをつくっていくことが、子どもや家庭が抱える問題を深刻化させないために必要です。

その点において、荒井児童館ができる地域は、これからが大事な時期だと考えられます。

下のチャートは、震災前の平成22年と平成29年を比較した人口増加率です。青色が荒井小学校区、オレンジが仙台市全域になります。

一番左をご覧いただくと分かる通り、仙台市全域と比べて、荒井小学校区の人口増加率が高いことがわかります。背景にあるのは、地下鉄東西線の開通による宅地開発、震災による災害公営住宅の建設。震災以前からの住民、宅地開発に居住した住民、そして被災した住民が混在しているのが、この地域の特徴です。

f:id:Yusuke_Ohashi:20191128232139p:plain

バックグラウンドが異なる住民同士が子どもが集う児童館を通して知り合い、地域の子どもを支えていくために連携することが、孤立してしまう子どもや保護者を少なくするための道だと思います。

台風の被災地でも、高台となる建物がない地区の区長が、隣の地区のマンションを避難場所として設定できたために、被害が少なかったというニュースを見ました。地域の祭りを通して住民同士が知り合ったことが、そういった連携につながったそうです。子どもの見守りにおいても、同じようなことが当てはまるはずです。

 

児童館の立ち上げメンバーを募集しています!

アスイクでは、荒井児童館の立ち上げメンバーとして、ここで書いたことをともに実現してくださる方を募集しています。

新設館ということもあり、多くの方から応募をいただいておりますので、ご関心がある方はぜひ早めにお問合せください。kantan-kyujin.com