アスイク 代表のブログ

こどもの貧困問題、NPOの経営、生き方在り方などについて。

【経過報告】コロナウイルス感染拡大に関連した緊急食料支援

先日の投稿に対して、たくさんの方からシェア、寄付の応援をいただき、ありがとうございました。

 

取り急ぎ、現状をご報告させていただきます。

 

・寄付金:1,512,000円 43名

・食材寄付:10件

 

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僕のデスクの前にも食材が積み上がっていて、前が見えません。

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今こそ何か役に立ちたいという熱いボランティアの皆さんが、ご家庭に届けるための梱包を手伝いに来てくれています。(この写真の裏にも何人もいらっしゃいます)

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まずは一週間分を目安に梱包して、お送りしてます。

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 そして、もう一つご報告があります。

 

私たちが日頃関わりのあるひとり親などのご家庭に順次ニーズを聞いていますが、今日時点で60家庭近くからの要望をいただいています。

当初は30家庭の想定でしたが、その倍。

さらに今の段階でまだお声がけできていない家庭が、半分くらい残っています。

もしかすると、100件は超えるかもしれません。

 

正直、予想よりも多くの方にご寄付をいただいたので、ほとんど使えなかったらどうしよう・・・と思っていたのですが、それを上回るニーズがあり、このままいくと足りなくなる可能性も出てきました。

 

そこで、ご寄付の呼びかけを継続させていただきます。

シェアなどのご協力、何卒よろしくお願いいたします。

 

【必要なもの】

日持ちのする食材(お米、カップラーメン、レトルト食品、缶詰など)

※腐りやすい食材や賞味期限の短いもの、切れたものはご遠慮ください。

※現金の寄付でいただけると、冷凍食品やお弁当などを購入してお届けでき、ご家庭の負担が減るので尚ありがたいです。日中に子どもだけで生活している家庭がいるため、簡単に調理できる食品へのニーズが高くなっています。

 

※1家庭に1週間分の食料をお送りするのに、概算で食料代4,000円、配送料2,000円(冷凍食品含む)、資材200円で、合計6,200円がかかります。6,200円×100家庭×4回=2,480,000円

 

【食料の送付先】

NPO法人アスイク

〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-5-2 大野第二ビル2階

※平日9時~18時に到着するようお願いいたします。

 

【食料購入費用のご寄付先】

ゆうちょ銀行からお振込みの場合

記号・番号 02210-8-142057

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合

銀行 ゆうちょ銀行
支店 二二九 店(ニニキユウ店)
口座番号 当座 0142057

【お願い】

落ち着いたころにお礼をお伝えしますので、お名前、ご住所、電話番号を明記いただければ幸いです。

その他、ご不明な点は、admin@asuiku.orgまでお願いいたします。

 

 

コロナウイルス感染の影響でご飯が不足している子どもたちのために、食料のご寄付をお願いします。

昨日のブログの続報です。

アスイクの利用家庭から、食事に関する困り事が次々に寄せられています。

 

置かれた状況はそれぞれですが、コロナウイルス感染対策で自宅待機になって収入が減少した一方で、休校となったために給食がなくなり、1食分の食費が上乗せになったため、家計がなりたたなくなっている家庭が増えています。

中には、昼食をたべずに、朝晩だけでしのいでいる家庭もいるようです。

 

アスイクでは、このような状態に置かれた子ども、保護者への緊急支援として、ご家庭への食糧のご提供を行なっていきます。

 

とはいえ、私たちの事務所には食料の備蓄はわずかしかありません。

皆さまからのご寄付をお願いさせていただきます。

 

【必要なもの】

日持ちのする食材(お米、カップラーメン、レトルト食品、缶詰など)

※腐りやすい食材や賞味期限の短いもの、切れたものはご遠慮ください。

※現金の寄付でいただけると、お弁当などを購入してお届けでき、ご家庭の負担が減るので尚ありがたいです。

※必要な分量の目安として、30食×30日=900食分を募集します。(今後ニーズが増えれば、募集量を上積みします)

 

【食料の送付先】

NPO法人アスイク

〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-5-2 大野第二ビル2階

※平日9時~18時に到着するようお願いいたします。

 

【食料購入費用のご寄付先】

ゆうちょ銀行からお振込みの場合

記号・番号 02210-8-142057

ゆうちょ銀行以外からお振込みの場合

銀行 ゆうちょ銀行
支店 二二九 店(ニニキユウ店)
口座番号 当座 0142057

【お願い】

落ち着いたころにお礼をお伝えしますので、お名前、ご住所、電話番号を明記いただければ幸いです。

その他、ご不明な点は、admin@asuiku.orgまでお願いいたします。

コロナウイルスによって懸念される保護者や子どもたちの今後

2月27日の休校要請以降、アスイクに届いている保護者たちの声をお伝えします。

 

  • 自宅待機になってずっと家にいることで、いつもより電気代がかかって生活費が足りない。

 

  • 子どもの卒業式にも参加できず、親として辛くて悲しい。

 

  • 今の雰囲気が震災の時とすごく似ていて苦しい。震災の時よりも、今の方が精神的にずっと苦しい。

 

今後、自宅待機などになった方への休業補償は支給されるかもしれませんが、家で過ごす時間がながくなったことによって増加した電気代などは今のところ対象とはなっていません。ほんのわずかに生活費があがることで生活が苦しくなってしまう家庭がたくさんあります。

また、保護者は精神面にも大きな負担を強いられています。子どものために何もしてあげられていないんじゃないか、という気持ち。震災とオーバーラップして、その時の苦しみがよみがえってくる辛さ。

ここで紹介したのは、ほんの一部の声です。これから時間が経つにつれ、いまの休校・自粛が長期化するにつれ、ひとり親家庭の保護者などが経済的・精神的に追い込まれ、不安定になっていくことが予想されます。

そうなれば当然、一緒に暮らしている子どもたちとの関係や、子どもたちの状態も不安定になっていくでしょう。まさに、東日本大震災のときと同じような状況が、これから再現されていく可能性を感じます。

有事にこそ、組織の価値が現れる。

子どもに関わる組織の多くが、新型コロナウイルスへの対応に追われていることと思います。

アスイクでもリーダーの緊急会議を開き、今後の対応について協議しました。

対応方針は以下のとおり、ウェブサイトにもアップしましたが、リーダーたちの意見は満場一致で「この事態だからこそ、子どもの居場所、保護者の相談場所として活動をつづけたい」ということでした。

アスイクが活動を休止したら困る、ありえない、そんな子どもたち、保護者たちの声が、現場のスタッフには数多く寄せられています。

ことは急を要するため、あさイチ自治体の関係者とは継続の方向でネゴっていましたが、僕の考えを伝える前からリーダーたちの気持ちは同じ方向を向いていたことに、人知れず胸が熱くなりました。

僕は、こういった有事にこそ、組織の価値観や本質が現れると思っています。

 

その夜、事務所で懸命に対応にあたるスタッフたちから、こんな写真とメッセージが。

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「ごちそーさまです。4560円です」

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まるで、パーティじゃないか。。。(笑)

 

遅い時間まで対応している皆さん、おつかれさまです。

 

(以下、当法人の対応方針)

 

新型コロナウイルスに関する当法人の対応方針について

 

余寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。

今般、新型コロナウイルス患者が国内で確認されたことを踏まえ、令和2年2月27日に新型コロナウイルス感染症対策本部が全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明しました。翌2月28日には、仙台市教育委員会が市立小中高校全189校を、宮城県知事が県立高校、中学校を臨時休校することを発表しています。

このような状況に際し、当法人が運営する事業につきましては、以下の理由等から一律的に事業休止とせず、できる限り通常通り開催することとします。

 

  • ・当法人が行っている事業の参加者には、身体的・精神的なリスクを抱えている子どもも一定数在籍しており、その安全確認のために継続的な見守りが必要であること。

 

  • ・現在は中学生の受験シーズンであるが、参加者には家庭環境等の状況から、進学等が危ぶまれ、今後進路未決定等の状況になる可能性の高い子どもも一定数在籍しており、継続的、集中的な支援が必要である場合があること。

 

  • ・特に学校が休校となった場合には、見守りの目が少なくなるため、上記のような状況に置かれた子どもたちに対して、当法人による見守りがより一層重要となること。
  •  

・保護者も非正規雇用や健康問題等を背景に、今回のような緊急事態によって生活の基盤が不安定になりやすく、今後の生活に不安を抱えている場合も少なくないため、当法人がその声を受け止め、場合によっては専門的な支援につなぎ、また代弁して社会に発信していく役割を担うべきであること。

 

  • ・当事業の参加者には、生活環境が非常に不安定で社会的な孤立に陥りやすく、一定期間関係性が途切れることによって、ようやく構築された子どもや保護者との関係性が失われてしまう可能性のある家庭が少なくないこと。

 

なお、上記対応の前提として、以下の対応を取ることとします

 

  • ・利用者等が新型コロナウイルスに感染した場合、もしくは利用者等が感染者と濃厚接触があった場合は活動の一部休止等の判断を行なうこと。

 

  • ・活動中の感染を防ぐため、各活動ではすべての入室者に対して、極力マスク着用を依頼し、アルコール消毒、検温を行なうこと。また、利用者同士が物理的に距離を取れるよう、極力配慮すること。

 

  • ・緊急性が高くないイベント等については、開催の見送りを検討すること。

 

  • ・食事を提供するプログラムについては、調理を伴う活動は休止し、調理を行なわずに提供できる食料等を活用して実施すること。

 

  • ・当法人に協力していただいているボランティアスタッフについては、参加不参加について本人の意思を尊重すること。

 

  • ・利用者の保護者に対して当法人の対応方針の説明を行ない、同意の上で利用いただくこと。

 

当法人は、2011年3月の東日本大震災後に、避難所で生活する子どもたちの学習サポート活動を始めました。有事に際して、より困難やハンデを負いやすい子どもたちのためにできることに取り組んでいきたいという思いで生まれたのが当法人です。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大という有事に遭遇し、これからの生活に不安を抱える子ども、保護者たちが一人でも安心していただけるよう最善を尽くすことは、当法人の存在意義そのものです。

スタッフ一同力を合わせ、この事態に向き合ってまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

2020年、新たな挑戦。

本年もたくさんの方にお力添えいただきました。

改めてお礼申し上げます。

 

今年のプライベートなトピックは、人生初の胃カメラです。

異常はなく一安心でしたが、あんな苦痛は二度とご免こうむります。

アラフォーになると体のあちこちにメンテが必要になって、

人生のステージが変わったんだなぁとしみじみ感じます。

 

といいながら、毎年年末はやり残した仕事と、新年度の準備で仕事を納める間もなく、いつの間にか新年を迎えています。

まずは報告書関係からを片付けてしまおうと、法人のブログをチェックしたところ、あちらこちらでいじられていることに気づきました(笑)。

asuiku.org

asuikuhoikuen.hatenablog.com

代表がいじられているのは、たぶん平和の証です。

スタッフの皆さん、いじってくれてありがとうございます。

 

さて、ここからが本題です。 

4月から仙台市荒井児童館を運営します。

アスイクは、2020年4月に開館する荒井児童館の指定管理者となりました。

仙台市では、5年ぶりの新設館です。

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今回荒井児童館の運営に手をあげた理由は、「子どもたちを、社会で育み、地域で見守る」という私たちのビジョンに向けて一歩前に進むため。

これまで中高生とかかわる事業が中心でしたが、さまざまな問題が深刻に、複雑になってしまった後にかかわることも少なくありません。

本来目指すべきは、幼少期から切れ目なく子どもと保護者と関わり、困りごとを抱えにくい社会をつくっていくことです。

そのために今年から保育事業もはじめていますが、小学校年代の子どもたちと関わる事業は手薄でした。

そんなときに新しい児童館が立ち上がると知り、これはチャレンジするしかないと思いました。

仙台市の児童館は、放課後児童クラブ(学童保育)も実施されていて、主に小学生の子どもたちと日々関わることができます。

さらに児童館は、一つの小学校区に根を張って0歳~18歳の子どもと保護者を継続的に支えることができますし、これまでのある程度広い範囲を対象とした事業とは違ったアプローチができる可能性があります。

 

実は荒井児童館の運営に手をあげた理由は、もう一つあります。

下の写真は、2011年の東日本大震災後に私たちが学習サポートを行なっていた荒井小学校用地仮設住宅。 

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写真では見る影もありませんが、この仮設住宅がたっていた場所にできるのが、荒井小学校と荒井児童館です。 

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アスイクの原点ともいえるこの場所に、新しい児童館が建つ。

まさに運命だと感じました。

しかも、来年はちょうど震災10年目の節目。

震災後の新しい地域づくりにチャレンジしたいと奮い立ちました。

 

アスイクが児童館の運営を通して、目指すこと。

<企業や市民講師と協働した、好きなことを見つけるキッカケづくり>

子どもたちがこれからの時代を幸せに生きるためのキーワードは、「自己肯定できる人生」だと思います。

大きな経済成長は見込めず、AIなどの技術によって仕事も働き方も変わっていく。さらに、人生100年時代に象徴されるように寿命は長くなり、年金だけで生活することも難しくなる中、体が動くうちは働きつづけなければならなくなる。

先が見えない、正解がない。そんな時代に幸せに生きるために必要なのは、結果ではなく、過程(その瞬間瞬間)を楽しめるようになること、自分の人生を収入・ステータスなど外的な評価に依存するのではなく、自分自身が心から肯定できることだと思います。

そういった人生を送るためには、何よりも自分が本当に好きなこと、活きることを、感覚的に知っている必要があります。スマホ一つでたいていの情報が得られる時代だからこそ、あえて体感することが大事です。

だからこそ、私たちが運営する児童館・児童クラブでは、子どもたちが自分を知るためのキッカケをたくさん作っていきます。

・メーカーの協力を得た、最新技術をつかったプログラミング教室
・地元企業と連携した、商品企画を体験できるワークショップ
・自然学校と連携した、自然と共生する意識をはぐくむキャンプ
・留学生と協働した、海外の文化を学ぶ交流パーティー
・子どもたちが地域の問題を探し、解決していく活動 etc.

地域の市民先生、県内外の企業がもっているリソース(資源)を貸していただきたいと考えています。

なお、今回の児童館運営にあたっては、市民先生や企業を巻き込む豊富なノウハウ・ネットワークをもっているNPO法人放課後NPOアフタースクールさんの協力も得ていく予定です。

npoafterschool.org

 

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(放課後NPOアフタースクールと連携して実施した起業体験プログラムの様子)

 
<子どもたちと保護者を見守る地域づくり>

もう一つ私たちがチカラを入れていきたいのは、子どもたちと保護者を見守る地域づくりです。

現代の家族が抱えている悩みや問題は、ほとんどの場合外からは見えません。誰かが困っている子どもや保護者に気づき、時に専門的な機関につながることを後押しする。そういった地域のつながりをつくっていくことが、子どもや家庭が抱える問題を深刻化させないために必要です。

その点において、荒井児童館ができる地域は、これからが大事な時期だと考えられます。

下のチャートは、震災前の平成22年と平成29年を比較した人口増加率です。青色が荒井小学校区、オレンジが仙台市全域になります。

一番左をご覧いただくと分かる通り、仙台市全域と比べて、荒井小学校区の人口増加率が高いことがわかります。背景にあるのは、地下鉄東西線の開通による宅地開発、震災による災害公営住宅の建設。震災以前からの住民、宅地開発に居住した住民、そして被災した住民が混在しているのが、この地域の特徴です。

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バックグラウンドが異なる住民同士が子どもが集う児童館を通して知り合い、地域の子どもを支えていくために連携することが、孤立してしまう子どもや保護者を少なくするための道だと思います。

台風の被災地でも、高台となる建物がない地区の区長が、隣の地区のマンションを避難場所として設定できたために、被害が少なかったというニュースを見ました。地域の祭りを通して住民同士が知り合ったことが、そういった連携につながったそうです。子どもの見守りにおいても、同じようなことが当てはまるはずです。

 

児童館の立ち上げメンバーを募集しています!

アスイクでは、荒井児童館の立ち上げメンバーとして、ここで書いたことをともに実現してくださる方を募集しています。

新設館ということもあり、多くの方から応募をいただいておりますので、ご関心がある方はぜひ早めにお問合せください。kantan-kyujin.com

丸森で、ボランティアしよう!

ずっと心に引っかかっていたものが取れたような気分です。

宮城県社会福祉協議会が企画したボランティアバスに乗って、宮城県南端の丸森町へ。

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仙台駅から1時間ちょっと。到着したのは、金山地区のボラセンサテライト。

おや、どこかで見た顔がいるぞと思ったら、丸森町でYomoyama Companyというまちづくり団体を運営しているもえみさんが。

Yomoyama Companyは丸森町のボラセンを立ち上げ、手弁当で運営しているそうです。この記事の最後にYomoyama Companyの寄付先を記載しますので、自分たちの生活を後回しにして災害発生から3週間も駆け回っている20代の彼女たちも支えてください。

余談ですが、新聞記者から取材をうけたら、なんと数年前にアスイクを取材した記者だったという偶然も。

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バスから活動地へ向かう途中には、台風の爪痕が。

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金山小学校は、使えなくなった大量の家財の置き場になっていました。

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7人のチームをつくって、ボランティアの現場へ。

家屋の撮影はNGなので、遠目から現地の様子を撮影しました。

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私たちのチームが担当したのは、畑の泥かきと泥で汚れた家屋の掃除。

成人男性7人が半日かけて、ようやく畑の泥をかきだせるくらい、大変な作業でした。

泥は酸性のため、そのままでは作物が育てられないのだそう。

乾くと固くなってしまい、ますます掻き出すのが大変になってしまうとのこと。

また、土ぼこりが飛んだり、虫が湧いたり、衛生上も問題が発生します。

震災からの復旧のために、泥かきの重要さを改めて感じました。

 

10時から15時までの作業。日頃鍛えている自分でも、終わるころには腕や腰に力が入らなくなってしまいます。こんな重労働を3週間近く毎日やっている家主の方や80過ぎのおばあさんの辛さを思うとやるせない気持ちになりますし、もっと多くのボランティアが少しずつ手伝ってくれたら、とも思います。

それから、見ず知らずの7人が協力しあい、わずか5時間後には一体感、仲間意識がめばえるのも、こういったボランティアの醍醐味ですね。本当に気持ちの良い方ばかりで、お互いのことをほとんど知らないのに信頼を寄せられるのは、普段の生活ではなかなか経験できない感覚です。

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丸森町のボランティアニーズは、年内いっぱいは続くかもしれないそうです。

ぜひ丸森町やボランティアの不足に悩んでいる被災地に足を運びましょう!

headlines.yahoo.co.jp

 

<Yomoyama Companyへのご寄付のお願い>


私たち一般社団法人YOMOYAMA COMPANYでは、「すべての人が生きたい未来を自由に思い描き、語り合い、自らの手でつくり出せる社会」というビジョンを掲げ、2017年4月より丸森町角田市を主として、宮城県南地域の人材育成事業を行なっておりました。

台風19号被害に伴い、2019年10月15日より災害支援の活動をはじめ、「丸森町災害ボランティアセンター」を、社会福祉協議会丸森町役場との三者連携により設立致しました。

現在はボランティアセンターの運営サポートや支援のコーディネート業務等の活動を、全てボランティアで行なっております。

長くかかる丸森町の復興に向けて、被災支援コーディネートの活動や、今後の復旧・復興に向けた支援活動を地元団体として継続的に実施するため、皆様からのご寄付を募っております。 

下記口座にて寄付金を受け付けておりますので、趣旨にご賛同いただける方のご協力をお待ちしております。みなさんから頂いたご寄付は、現場の支援活動に役立てさせていただきます。
※先日の呼びかけに関して多くの方々よりご寄付をいただきました。
この場をお借りして、感謝申し上げます。


●寄付の金額  一口 1,000円〜
●振込先   七十七銀行 丸森支店(806)       
普通 5006110       
一般社団法人YOMOYAMA COMPANY

夏休みの3つの不安

仙台市内の小中学校のほとんどでは、今日から夏休みがはじまる。

 

私たちがつながっている子どもたちに関していえば、心配ごとの増える時期でもある。

 

・やせていく心配

 

・居場所を求めてさまよう心配

 

・夏休みの思い出をつくることができない心配

 

それぞれについて考えてみよう。

 

・やせていく心配

 

これは、関係者の間では、よく話題にあがることである。しかし、それ以外の人たちからすれば、ほんとうにそんなことがあるのか、話を盛っているのではないか、といぶかしがる場合もあるかもしれない。

 

子どもたちの一部がやせる理由は、学校給食がなくなることが大きい。ただし、どれくらいの子どもの体重が減るのか、その理由は本当に給食がないことなのか、明確なエビデンスがあるのかは私の勉強不足ゆえに断言できない。それでも、現場の支援者たちの「実感値」、あるいは困窮を経験した当時者の「経験談」としては現実に起きていることである。

 

もう少し踏み込んで、なぜ学校給食がなくなるとやせる子どもが増えるのか。それは、所得は増えないのに食費が増えるからである。夏休みで給食がなくなろうが、生活保護費や児童扶養手当などの現金給付は増えない。その分はいまの所得内でやりくりしなければならない。やりくりできない家庭は、それが子どもの食事の制限となり、やせるという現象として現れる。

 

・居場所を求めてさまよう心配

 

これも関係者では、「あるある」の不安だ。私が理事をつとめる全国子どもの貧困・教育支援団体協議会が開催した先日の合宿でも、グループディスカッションのテーマとなった。

 

親子の関係がこじれている家庭では、家の中で親子がともに過ごす時間が長くなることによって、双方のストレスも増える。その結果、子どもたちが居場所を求めて家出をする状況を見聞きする(中には子どもではなく、親が出ていってしまうケースもある)。

 

家出をした子どもたちは、どこに行くのだろう。仲の良い友人がいる場合は、その友人宅に入り浸ることもある。そういった友人や頼れる人がいない場合は? 2017年にSNSでつながった9人が殺害された事件が座間市で起きたが、身近なところでもSNSで知り合った異性の元に行ってしまうケースは決して珍しくない。特に人とのかかわりに苦手意識をもつ子どもたちが増えているなか、群れるよりも水面下でこういった行動をとることが多くなっていると感じる。

 

・夏休みの思い出をつくることができない心配

 

「子どもの頃の夏休みの思い出は」と聞かれたら、何を思い浮かべるだろう。

子どもの自分が、夏休みの間中、どこにも連れていってもらえなかったら、どんな気持ちだろう。

 

時給制の仕事をかけ持ちして働かざるを得ないひとり親。重い精神疾患で家に閉じこもっている親。親戚や地域社会からの孤立。さまざまな理由で、どこにも行く予定のない子どもがいる。

 

思い出がないことの問題はなんだろうか。もちろん、どこかに遠出したり、旅行することだけが思い出ではない。しかし、子どもたちの思い出話の多くは、どこそこに行った、という話が多いのではないだろうか。夏休み明けに、そんな「語り合う話」がない子どもはどんな気持ちだろうか。

 

 

ここで取り上げた3つの不安について、私たちができることは何だろう。

 

やせる問題についてまず思いつくのは、こども食堂である。最近は長期休暇の期間に開催するこども食堂も増えていると聞く。一年中開催するのは難しくても、長期休暇の間であれば頑張れる人たちも少なくないかもしれない。

また、食べられるが販売できない食品や、家庭で使わない食品を寄付で募り、施設や家庭に提供するフードバンクやフードドライブといった活動に協力するのも一つだろう。もっとも、全国のフードバンク・ドライブは、人手や運営資金の不足で、個別の家庭に食事を届けきれていない現状にも目を向けてほしい。

 

行き場所を失う子どもたちについては、親子の関係、その背景にある生活の余裕のなさが根底にあるため、そしてSNSなどの見えにくい場所で起きることであるため、対応が難しい問題である。

理想論的な話になってしまうが、どの子どもも家庭以外に1つ以上の居場所を持てるような社会をつくっていくことが必要だろう。それは、宿泊できるような居場所である必要はない。積もり積もった感情を表に出し、誰かに受けとめてもらえる場所・関係があることが大事だと思う。

 

夏休みの思い出づくりも、上と共通する部分が多い。そういった意味では、日常的に開かれている居場所だけでなく、休みの期間だけ開催されるようなイベント型の居場所も効果的だと考えられる。通常の居場所活動には参加しないが、イベントにはひょこっと顔を出す子どもがいるという話も耳にする。

私たちの団体では、ホールアース自然学校さんに協力いただき、福島の裏磐梯に毎年キャンプへ行っている。今年は去年よりも10名定員を増やしたが、30人の定員に対して60人が申し込み、半数も抽選で落とさなければならなくなってしまったことが悔やまれる。

 

 

最後に、実はここであげた3つの不安を、日常的に抱えている子どもたちがいる。

それは、不登校の子どもたちである。

 

給食のない毎日。

家にずっといて、親と日常的に言い争う毎日。

思い出のない毎日。

 

ほぼ毎日学校に行っていない子どもたちにとっては、夏休みの不安が日常である。

不登校の子どもたちがすべてそういった状態にあるわけではないが、全国的に不登校の子どもは増えつづけており、14万人以上(仙台市内の小中学生だけで1,600人以上)という現実に目を向けなければならない。

 

 

NPO法人アスイクでは、子どもたちの居場所の一つとして、多賀城こども食堂を運営しています。この活動を継続するために、夏の寄付キャンペーンを実施しております。ぜひお知り合いへのシェアなど、ご協力いただければ幸いです。

(詳細は下記のリンクからご確認ください)

japangiving.jp